ついに…
蝉の声が聞こえてきましたね。
数日前、友人と外を歩いていたときに
「もう蝉の声がするね〜」なんて話していたような、いないような。
蝉=夏。
瞬時に現実逃避をしたかったからなのか、
ただ単に話を聞いていなかったからなのか。
(…たぶん、後者です。)
ですが今朝、出勤のために自転車を漕いでいた時は、
確かに、蝉の声を聞きました。
梅雨が明けて、蝉が鳴く。
____もう、夏です。
というわけで、今年の夏も快適に乗り切る相棒としておすすめしたい、
カットソーをご紹介します。

◻︎空気の力で撚られた糸、空紡糸を使用したカットソー◻︎
空紡糸(くうぼうし)=空気の渦の力で撚られた糸。
綿菓子を作るときのように、
ふわっとたくさんの空気を含んでいるのが特徴です。
そのため、吸湿性と速乾性に優れ、
蒸し暑い季節でも快適に着ていただけます。
空紡糸は生産効率が高く、コストを抑えられるので、
かつてアメリカではジーンズやTシャツなどの、
日常着によく使われていました。
生地は膨らみのある質感と、
少しゴワつきのある、ドライでガサっとした手触り。
個人的にクセになっている着心地です。
襟は、身頃の生地を包み込むよう同生地で縫製されたバインダー襟。
この縫製により、伸びにくく、耐久性にも優れています。
ヴィンテージやミリタリーのTシャツに見られるディティールで、
さりげなく存在感があるのも魅力です。
粗野な表情の生地と
程よい厚みで存在感のあるバインダー襟が
カジュアルな印象に。
一方で、白糸が混ざった杢調の色が、
やさしく、柔らかな印象に。
シンプルでカジュアル、だけど強すぎない。
ありそうでない、バランスの取れた一着なのかなと思っています。
◻︎風合いの変化も魅力的◻︎
見た目はもちろんですが、お洗濯に強く、風合いの変化も楽しめます。
お洗濯と着用を繰り返すことで
繊維が少しずつほぐれていき、柔らかく、肌に馴染む生地に変化していきます。
私自身、この生地感がとても好きで、
プライベートでもかなりの頻度で着ています。
新品の生地感からは想像できないほど、
柔らかく、肌馴染みのいい生地感に、
本当に変わっていきます!
また伸びにくいバインダー襟ですが、
着脱を繰り返すと、どうしても少し「くたっ」としてくることもあります。
そんな時は、お洗濯後に襟元をパンパンと軽く叩いてから干していただくと
ある程度、形が戻ってきます◎
たくさん着て、たくさん洗っても、へこたれない
頼れるカットソーを夏の相棒として、
ぜひ一着、お迎えしてみてください。